Logicool G / Pro X Superligh
Logicoolのゲーミングマウス「Logicool G Pro X Superlight」のレビューします。
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僕の評価の結論としては
・重さ :90点
・大きさ:80点
・電池 :70点
〇総合:95点
各種評価は以下に。
〇製品仕様とスペック
形状:左右対称
サイズ:63.5×125×40mm
本体重量:63g
ボタン数 :5つ
センサー: HERO 25K
解像度 :100~25,400DPI
最大加速度 :40G
最大速度 400IPS
レポートレート :1000Hz
LoD :実測値0.7mm/調整不可
接続方式: 2.4GHz
ワイヤレスバッテリー :最大70時間
ケーブル :ビニール/Micro-USB
ソール :PTFE/添加物無し
○内容物
・G Pro X Superlight本体
・USBドングル、延長アダプター
・充電ケーブル(USB Type-A to Micro-USB)
・本体底面の蓋(ソール付きと通常の2種類)
・専用グリップテープ
・取り扱い説明書
〇パフォーマンス形状と大きさ
中型サイズの左右対称ゲーミングマウス。寸法は63.5 x 125 x 40mm。
とにかく癖がなく、あらゆる持ち方に対応する形状。
○本体重量
G Pro X Superlightの本体重量について、公称値は63g以下、実測値は61.1gでした。
初めて握った時の感想は「おもちゃでもつかってるのかこれ・・・・」と思うレベル。
(いい意味で。)
〇持ち方
・かぶせ持ち〇
かぶせ持ちとの相性は悪くないです。
フィット感には欠けますが、干渉することなくしっかりと握り込めます。
・つかみ持ち:◎
本体後部はギリギリまで高さが残っており、本体重量が軽いことも相まって持ち上げ動作が容易。
・つまみ持ち◎
本体重量が軽いことも相まって持ち上げ動作が容易。
注意点としては、マウス本体の全長が125mmとやや長く、指の関節を曲げたときに手のひらと本体後部がぶつかってしまいます。
〇スイッチ
・メインボタン
押し心地は固く、全体のストロークも長めです。
誤爆しづらいうえにしっかりとしたフィードバックを得られる、優れたクリック感に仕上がっている。
チャタリング問題についてはOmron D2FC-F-7N (20M) へとスイッチが変更され、このG Pro X Superlightにも同じものが採用されています。
実際に使っている中でチャタリングを起こしたこともなく、該当スイッチについて調べてみましたが信頼性の高いスイッチみたいです。
・サイドボタン
両サイドの面積が広くボタン自体も小さいため、持ち方によっては配置が気になる可能性があります。
マウスの下部に親指を置くとボタンへアクセスしづらいです。
より快適なマウスが存在しているのは事実ですが、そこまで大した問題ではありません。
クリック感は軽すぎず重たすぎず、誤爆しづらいよう調整されています。
端の方を押し込んだときに遊びが多く、スイッチが作動する前後のストロークが長くなる傾向にあります。
これは操作を妨げるほどのものではないですが、浅めにグリップしたときには少し煩わしさを感じます。
・ホイール
ゴムリングは従来と同じ、水平方向に細かなテクスチャ加工が施されたもの。
適度な指への引っ掛かりがあって馴染みやすいです。
回し心地は従来よりも抵抗感があって重たく、しっかりとしたノッチ感があります。
しっかりとしたフィードバックが得られ、高速でスクロールしても分離感が残ります。
誤爆しづらいうえに優れた操作感となっています。
ホイールクリックは歪みも一切なく安定しています。
ちょうどいい固さで感触が良く、快適に操作できます。
〇センサー
G Pro X Superlightのセンサーは「HERO 25K」。
主なスペックは 最大25,400DPI、最大加速度40G、最大速度400IPS。
マウス本体からDPIを変更することはできず、「オンボードメモリマネージャー」
または「Logicool G HUB」上で設定する必要があります。
※ソフトウェア上での初期DPIは400 / 800 / 1600 / 3200 / 6400の5段階でした。
2.4GHzワイヤレス接続でも極めて安定しており、センサー挙動は良好です。
USBドングルとマウス本体との距離をなるべく近づけて使用することを推奨します。
〇マウスソール
滑走速度に優れる一方で、耐摩耗性は低いです。
標準ソールとしては滑りやすいものですが、エッジの処理がやや甘く、サードパーティー製の純PTFEソールと比べて少しだけ滑走速度が遅いです。
中間層の柔らかいマウスパッドと組み合わせるとエッジと滑走面が擦れる音が目立ちます。
ソールの形状も大幅に変更されています。
上部はマウス本体の1/3を占める大きさに、下部はあらかじめ2種類のカバーが付属しており、大きさを変更できるようになりました。
自身の操作しやすいと感じるほうを選びましょう。
参考として、ソールとマウスパッドとの接地面積が広いほど滑走速度が速く、マウスを下に押さえ付けたときの滑りの変化が少なくなります。
〇接続とバッテリー
・メリット
バッテリー持続時間は最大70時(十分に長い)
安定した通信(2.4GHzワイヤレス接続)
・デメリット
充電ケーブルがMicro-USB端子(付属ケーブルはビニール材質で重め、抵抗感有り)
端子も今どきのtype-cではないので、不満に思う人もいるかと思います。
置くだけで充電できるマウスパッド「Logicool G G-PMP-001」を使用すると、ケーブルが不要になるので快適です。が効果です。(受信機としても動作します。)
有線での充電が苦痛だったため、僕は早々に買いました。
〇クオリティ
本体を握ったときに軋むことはなく、工作精度は高いです。
ただし一部の軽量マウスでも見られるように、サイドボタン下部のシェルをそれなりの力で押し込むと数mm凹んだりと、シェルの剛性にはやや不安が残ります。
大きな問題ではありませんが、メインボタンの水平方向の遊びについても把握しておくべき。
一般的な製品としての基準は満たしており、通常使用での故障のリスクは極めて少ないとは思いますが、接触や落下などで強い衝撃が加わらないように気を付けてください。
〇ソフトウェア
G Pro X Superlightは、Logicool製デバイスの統合ソフトウェア「Logicool G HUB」に対応しています。
キー・マクロ割り当て、DPI、ポーリングレートといった基本的な設定が行えます。
ソフトウェア上にバッテリー残量の数値が1%刻みで表示されます。
個人的には使いづらかったりバグがあったりで評価に困りました。
〇結論とターゲット
「Logicool G Pro X Superlight」について詳しく見てきました。
開封時にはそこまで良い反応を示せなかったのですが、全体的に見るとポジティブな変更が多かったです。
右側のサイドボタンやDPI切り替えボタン、LEDライティングと引き換えに本体重量を63gまで削ぎ落とし、前作から細かな部分に変化が加えられたモデル。
パフォーマンスに直結する部分に焦点が当てられており、良い意味でも悪い意味でもG Pro Wirelessのバランスの良さは失われたように思います。
表面にはやや変化が加えられており、以前のようにツルツルと滑る印象は無くなりました。
ただ手汗によって滑るので、まだ完全とは言えません。
付属のグリップテープは薄めに設計されているため、サイズ感の変化を最小限に抑えられます。
発売当時のG Pro Wirelessは”唯一の軽量ワイヤレスマウス”でしたが、今では状況が全く異なることもあり、手放しで褒められるものではありません。
残念に思う部分も少なからず存在します。
とはいえゲームプレイに悪影響を及ぼすような欠点はなく、ワイヤレスとしては最軽量かつシンプルな形状のゲーミングマウスは多くの人にとって有力候補であることは間違いありません。